こんにちは！
こはるです＾＾
突然ですが、みなさん。
注文住宅をつくる一番のメリットって、なんだと思いますか？
かっこいい家に住みたいだけなら、コーディネーターが完璧に仕上げたデザイナーズハウスやマンションに住めばいいし、
間取りだって近頃は家事子育てに配慮した素晴らしい間取りの建売住宅がたくさんある。
立地や利便性は圧倒的にマンションがいい。
にもかかわらず、多大な労力と時間をかけて、
ゼロから家をつくる。
その魅力って何なんでしょう。
ずばり。
注文住宅の醍醐味は自分たちで正解を作り上げること、です。
そして、
正解を作る過程で家族と向き合いきずなが深まること。
よく、注文住宅を作る過程で
皆さん「まちがえないように」「失敗しないように」必死で考えますが、
正直、正解なんてありません。
自分たちが考え、腹落ちしたのなら、それが正解だと私は思うのです。
何故なら、
今の時点でいいと思うことも、
5年、10年たって、家族の在り方、生活スタイルが変わったら全く違ってきます。
どんなに予想して想定しても、未来のことは誰にもわかりません。
夫が脱サラするかもしれませんし、三つ子が生まれるかもしれません。
だから家作りで家族が出した答えに「間違い」なんてないんです。
家づくりの最大の失敗は、
「家族と向き合わず」「周りの意見に振り回され」
自分たちで答えを決められずに家を作ってしまうこと。
そうやってできた家は、「ああすればよかった」と後悔とローンばかりがのしかかります。
私は10年、注文住宅の営業として、最前線でお客様と向き合ってきましたが、
残念ながら、そんなご家族様もたくさん目にしてきました。
打合せに奥様は前のめりなのに、ご主人様は全く興味なし、
最後の最後お金の問題になって喧嘩勃発してしまったご家族様。
沢山のハウスメーカーを検討しすぎて、
何が自分たちにとって大切なのかわからなくなってしまっているご家族様。
共働きがいいと思っている御主人様と、
内心働きたくないと思っている奥様で、
資金や間取りのイメージが一致しないご家族様。
有名設計士に言いたいことが言えず、
設計士が思うかっこいい家を作ってしまったご家族様。
どんなに「かっこよくて」「性能が良くて」「素敵な」お家を作ったとしても、
その根本、家族で話し合いができていなければ、
それは失敗だったと私は思います。
そのご家族様の集大成としての「家」じゃないからです。
あるエピソードを1つご紹介します。
今でも仲良くさせていただいている大切なお客様のお話です。
そのご家族、家づくり対する思いが強く、
ワクワクしながら打ち合わせがスタートしました。
ところが、いざ打ち合わせを進めていくと、
全くご夫婦の意見が合わないのです。
デザイン、癒される空間、など、住み心地やイメージを大切にされる奥様と、
性能や使い勝手、耐久性、維持管理のしやすさなど、その後の実用面を重視される旦那様。
1つ決めるにも意見が180度違う。
ついには、打ち合わせの途中、嫌な沈黙が流れ、
奥様が泣き出してしまう場面も。
そんな奥様には夢がありました。
マイホームを建てたら、会社員を卒業、独立起業して、
山間の景色が見える素敵な書斎で自分らしく働きたい、という夢です。
ご夫婦様は、とことん話合ったそうです。
家族の将来のこと、ローンのこと、そもそも、なんで家を建てたかったのか。
後日、ご主人様からそっと私にお電話がありました。
「これまで自分が強く言い過ぎて、打ち合わせがうまく進まずすみません。でも、僕は、奥さんの夢をかなえてあげたい。奥さんのやりたいことがやれるように、力を貸して下さい」
そんなお言葉に涙が出ました。
ご主人様もご主人様なりに、みんなが暮らしやすいように一生懸命考え、
意見を出してくださっていました。
そして、奥様と改めて話し合い、
そもそも、なんで家を作り、どんな暮らしがしたかったのか、
に立ち返って考えてくださったそうです。
家が完成した後、
朝起きて、テラスに出て風を感じて、
気持ちいい空間で仕事して。
本当に、毎日、幸せです。
そんな言葉をいただきました。
後日談ですが、家づくりをするまで、お互いにこんなに価値観が違うとは思わなかった、
想像以上に大変でした、と笑いながら奥様が言ってました。
注文住宅、家づくりは、超絶めんどくさいです。
喧嘩もするし、思いもよらないトラブルもあるし、
イメージ通りに進まないこともあるし。
でも、だからこそ、ああでもない、こうでもない、と顔を突き合わせて、
一緒に作り上げるプロセスが何よりも尊いのです。
もし、一人で悩んでいるママがいたら、
好きに決めていいよ、と放り投げているご主人様がいたら、
とってももったいないです。
みんなで家を作ろうよ！喧嘩しても泣いても、一緒に完成させようよ！
それが注文住宅の醍醐味です。
家づくりで困っているあなたへ
いつでもご相談ください。
コメント