こんにちは!こはるです。
あけましておめでとうございます^^
我が家は2月の引っ越しに向けて、
大断捨離祭りをしました!!
家づくりにおいても、
せっかく新しい家を作るなら、収納がたくさんほしい!
こだわって作った家だけど、住み始めたら生活感丸出し…は避けたい!
そんな声をよく聞きます。(とくに奥様から)
実は私、現在家建築中、新居は絶対にきちんと片付いた家にする…と並々ならぬ決意をもって、間取りを作りました!
そこで本日は、整理収納アドバイザーの立場から、日々片づけない子供と夫を持つ立場から、育児に仕事に多忙な中でも片づけやすい家づくり、ズボラな人でも片付く間取りのコツをご紹介します。
物を持つことを考える 適切な収納量とは?
新居の間取りを考えるときに、とにかくたくさん収納スペースを作ろうとする方がいます。
でも、一度立ち止まって考えてみてください。
本当にそれだけ、収納スペースは必要ですか?
収納がたくさんある家がいい家でしょうか?
実は、収納スペースは、たくさん作れば作るほど、物が増えます。
これまでお引き渡しをさせていただいたお客様のお家にお邪魔しても、収納がたくさんあるからこそ、物が増えてしまったお宅を何軒も拝見しました。
私の実家も収納はたくさんありますが、納戸にはもう何年も使っていないエクササイズ器具やら、捨てられない古い洋服やら、ごみといってもいい不要な「もの」が詰まっていて、必要なものを取り出すのにも苦労しているような状態です。
収納スペースはあれば便利ですが、そのスペースを作るのにもコストがかかります。
仮に坪単価70万円とすれば、1坪の納戸で70万円、土地代も、と考えれば、もっともっとコストがかかります。
30年住んだと仮定すると、月々約2000円支払って、納戸スペースを持つことになります。
そう考えると、むやみやたらに収納を増やして、不要なものもずっと持ち続け、無駄なコストを払い続けるのは愚策と思えませんか?
とはいっても、収納が足りなくならないか不安だわ
そんな声もよく聞きます。
それでは収納の適切な量はどうやって決めたらいいんでしょうか?
ポイントは、『どれだけ物をもつ生活をしたいか』です。
例えば、服はシーズンで何着、冠婚葬祭で何着、おもちゃはこのスペースに収まる分だけ、本はこのスペースに収まる分だけ、子供のものは子供部屋でやりくりする、とあらかじめどれだけのスペースでやりくりするかを決めてしまうのです。
そして、そのスペースからあふれそうになれば、物の量を見直すことを心がけます。
今現時点で持っているものの量は関係ありません。
家族のライフスタイルの変化に伴って、物の量も種類も変化するからです。
あくまで、どれだけ物を持つ生活をしたいか、が基準です。
これは多ければよい、少ないほうが良いという問題ではありませんし、各家庭違っていいものです。
とはいっても、将来の生活のイメージもつかないし、最適なものの量がわからない、という方は、収納率という考え方を参考にしてみてください。
収納率とは、全体の床面積に対する床面積の比率を指します。
一般的には戸建ての理想的な収納率は12~15%といわれています。
収納量が十分かどうか、間取りを作成する際の参考にしてみてください。
動線と最短距離を考える
いくら収納がたくさんあったとしても、使いにくい場所にあると、活用しきれずにものが散らかってしまいます。
不要なもので埋め尽くされ、何が入っているかもわからなくなってしまったような「開かずの納戸」も収納スペースの取り方が悪いために出来上がります。
収納を存分に活用するには、「使う場所」と「しまう場所」がすぐ近くにあるのが最適です。
例えば、洗面室にはタオル、着替え、洗剤ストック、食品ストックはキッチンそばのパントリー、掃除用具はバックヤード、おもちゃはリビング、といった具合にです。
間取りを考える際には、まず、家にどんなものがあるか、それをどこで使うかをリストアップしてみましょう。
もし現状、行き場のないもの、しまう場所に困るものがあったら要チェックです。
この時点で、しっかりものの住所を決めてしまっておきましょう。
そうして作ったリストをもとに、間取りに収納を設置していきます。
アクション数を減らす
生活感のないすっきりした家にしようと思うと、収納をつい扉で全部隠してしまいたくなりますね。
ただ、これもいい面と悪い面があります。
扉をつけることによって、物を取り出すまでのアクション数が増えてしまうのです。
例えば、扉を開ける→収納の箱を取り出す→しまう、といった具合に。
そうなると、そもそもしまうこと自体が億劫になって、結局出しっぱなし、ということになりかねません。
また、収納を細かく分類、きちっと固めすぎるのも△です。
もちろん、整理収納が得意で、ものが理路整然と並んでいるのが心地よい人はその限りではありませんが、物を片づけるのが苦手な方、特に私含め、ズボラさんにはお勧めしません。
カチッと決めすぎると、これまた「しまう」という行為自体が心理的負担になってしまいます。
なのでポイントは、しまう場所をざっくり決める。見えにくい場所は扉なし、放り込むだけ。
逆に考えれば、ざっくりしまっても大丈夫な場所、目線が遮られる場所にうまく収納を配置して、しまう動作が楽に行えるようにするといいです。
誰でもわかるようにざっくり作る
ざっくり収納の良さは他にもあります。
それは、自分以外の家族にも収納のルールを守ってもらいやすいということです。
どんなにきちっと収納されていても、ほかの家族が収納場所を理解して、活用してくれないと、
「お母さん、○○はどこ??」
と毎度毎度聞かれたり、
家族が出しっぱなしにした物の片づけに追われたりして、
ストレスがたまる家になってしまいます。
収納は、家族全員がキチンと活用できてこそ、です。
なので、ざっくり、わかりやすく、シンプルに、作って、
誰でも、物の在りかがわかり、使ったらすぐしまうを習慣化しやすい間取りを作るべきなのです。
収納の余白を作る
家を長くきれいに保つには、収納に余白があることも重要です。
手持ちのものでいっぱいになってしまうことなく、7~8割が埋まっている状態が理想です。
収納に余白があれば、貰い物やライフスタイルの変化で不意にものが増えた場合にも、すぐに対応できます。
ただ、余白があると、どうしても物を増やしたくなるので、常に2~3割は開けておく意識を持っておきましょう。
リビング収納は万能
家族が一番長い時間を過ごすのはLDKです。
人が集まり、一番散らかりやすいのもLDKです。
手っ取り早く、片づけしやすい間取りを作るには、リビング収納がお勧めです。
できれば、収納棚よりも、クロークのような形で、大きなものから小物まで収納できるといいです。
コート掛けや子供のおもちゃ、勉強用具、掃除用具、日用品など、リビングで散らかりやすいものを一挙にしまえます。
ゆとりあるクロークなら、片づけもしやすいので、急な来客時や、忙しい平日の寝る前のお部屋リセットにも、負担が小さくて済みます。
リビングクロークは、忙しい日常の救世主になります!
まとめ
片付く家のポイントを簡単におさらいします。
- ものの量を見直す
- よく使う場所にしまう
- 家族みんながしまえるように、ざっくり作る
- 余白を残す
- リビング収納は万能
です。
いかがでしたでしょうか?
新しいお家の間取りを考えるときにも、今のお家の収納を見直すときにも、参考にしてみてください。
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