徹底解説!全館空調のメリットデメリット!

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こんにちは!こはるです。

冬のにおいが強くなってきましたね。

寒くなってくると、空調の話を語りたくなる…

ということで、本日は近頃採用率が高まりつつある【全館空調】を徹底検証します!

全館空調のメリット

まずは全館空調のメリットからご紹介します。

帰った瞬間から快適温度

なんといっても快適性!これが一番のメリットです。

基本的に全館空調は24時間365日つけっぱなしが想定された機会です。

そのため、真夏の暑い日も、真冬の極寒の日も、玄関の扉を開けた瞬間快適温度です。

寒い寒い!といいながら、慌てて暖房をガンガン強運転しなくてもいいのです。

最高ですね。

ただ、最近では、エアコンをスマートフォンで遠隔操作できるIoT住宅も流行ってきているので、うまくリモート操作をすれば、帰ってきた瞬間の快適性はエアコンでも実現できるかもしれません。

部屋の温度差がない

全館空調システムの多くは、大きな空調機器1台で家全体を空調します。

なので、お部屋ごとの温度差がなく、どの空間も常に一定温度となります。

冬場に心配されるヒートショックのリスクも下げられますし、普通の家ではエアコンをつけないことの多い納戸や玄関、洗面室なども快適温度で過ごすことができます。

また、吹き抜けがある間取りでは1階と2階の温度差が大きくなりがちですが、全館空調であれば、その温度差を小さくすることができます。

空気清浄機能がある

全館空調システムの中には、高度な空気清浄機能が一緒についているものが多くあります。

なので、花粉症の方や、小さなお子様がいる家庭、ペットを飼っていて抜け毛が気になる家などは、快適な空気環境で過ごせるのでおすすめです。

近頃ではPM2.5も90%以上カットできるほど、空気清浄機能は高まってきています。

また、それぞれの部屋に空気清浄機を置く必要がないのも利点です。

持ち物が減る

家の中どこも年中快適温度のため、ストーブや扇風機などの季節もの家電を持つ必要がなくなります。

また、厚手の毛布も不要です。

前の項目でも書きましたが、空気清浄機能付きの全館空調であれば、空気清浄機も必要ありません。

これだけでもかなりの収納スペースを節約できますね。

室内の見栄えがいい

全館空調は機械本体は屋根裏などに配置し、天井や床などに設置した吹き出し口から空気を出します。

そのため、エアコンのような大物が天井につくことはありません。

よって、お部屋のインテリアデザインをすっきりさせることができます。

間取りの自由度が増す

お部屋の空気の温度差がなくなるので、大胆な間取りも可能になります。

例えば、大きな吹き抜けや、玄関からLDKまでドアなしでつながる間取り、思い切った勾配天井など、大空間、一体空間を生かした間取りを作っても、お家の快適性を損なうことはありません。

掃除が楽

全館空調のフィルターは機械本体の部分に1枚だけです。

エアコンは台数分フィルターのメンテナンスが必要ですが、全館空調なら1回で済むのでとても楽です。

また、空気清浄機能によって、ほこりが積もりにくいので、お部屋全体のお掃除も楽になります。

全館空調のデメリット

ここまで話してくると、全館空調にはメリットばかりのように思えます。

しかし、意外と盲点なデメリットも多々あります。

コストが高い

エアコンがLDK用の大きなもので40万円前後、個室では10万円前後なのに対し、全館空調は1台で200~300万円が相場となっています。

エアコンに比べたらかなりの贅沢品です。

また、基本的につけっぱなしを想定した機械のため、どうしても電気代は高くなりがちです。

それだけでなく、定期点検や業者清掃、部分修理などで毎年3~4万円、15年程度たって故障したら数百万円の取り換え費用、と、設置後も様々な費用が掛かってくることも押さえておかなければなりません。

空気が乾燥する

全館空調の家は絶対的に空気が乾燥します。

近頃は加湿機能付きの全館空調も登場していますが、それでも加湿器なしで十分なほどの加湿能力はありません。

なので、冬場快適に過ごすには、各部屋に加湿器必須となります。

室内干しの洗濯物はよく乾くので、その点ではメリットといえるかもしれません。

個々の温度の好みに対応しにくい

全館空調は基本的に全部屋同じ温度、が前提です。

そのため、暑がりの人と寒がりの人がいた場合、それぞれで快適な温度が異なり、ストレスになる場合があります。

一部の機械では、部屋ごとに温度設定できるものも出てきてはいますが、各居室エアコンほど融通が利くものではありません。

壊れたときは悲劇

1台ですべての空調をまかなっていますので、故障するとすべての部屋の空調が利かなくなります。

夏場、冬場に故障すると、かなり悲惨です。

また、故障した際の修理費用も高額になるので、火災保険での備えは必須と言えます。

ほどほどの温度感

全館空調が目指す快適さは、春秋くらいの温度感です。

夏は28度設定で薄着、冬は22度設定で長袖を着るイメージです。

なので、夏場にキンキンに冷やしたい、冬はこたつくらいの温かさがほしい、という方は少し物足りないかもしれません。

まとめ

全館空調は間違いなく、いいものです。

特に、在宅勤務や専業主婦で家にいる時間の長い方、ペットを飼っている方、幹線道路沿いなどで窓を開けて換気ができない方、花粉症の方などは、とてもお勧めです。

私が担当したお客様で設置した方はみな、つけてよかった!と言われています。

私も資金に余裕さえあれば、設置検討したかったです…。

ただ、やはり金額の面でいえば、設置コストも、後々の光熱費、メンテナンス、修理コストも間違いなく高くなるので、そのあたりを理解した上で設置する必要があります。

メリットデメリットをきちんと知ったうえで、全館空調、検討してみてください!

 

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