間取りのヒント コスパのいい間取りを作るコツ

家作りのお金の話

こんにちは!こはるです。

注文住宅で家を建てる場合、最初に頭を悩ませるのが間取りです。

最適な動線は?

収納は十分か?

広さは足りている?

オリジナリティはある?

予算内に収まる?

考えても考えても悩みは尽きません。

このときよくあるのは、間取りを考えていくうちに、要望がどんどん膨らみ、結果、坪数が大きくなり、予算オーバーしてしまう、という問題。

色々勉強すればするほど、知恵がつき、こだわりが膨らんでしまうので、間取りが大きくなってしまうのは、必然でもあります。

そこで今日は、なるべく多くの要望を叶えられるように、同じ坪数でも金額を抑えるコツ、つまり、コスパのいい間取りを作る秘訣をお伝えします。

ポイントはこちらの3つです。

  1. シンプルな形で
  2. 建具、窓を減らす
  3. 総二階建、寄棟屋根

それでは詳しく解説していきます。

1、シンプルな形で

こだわりの住宅のカタログを見ていると、中庭付きコの字の住まいや、ロの字型の住まいなど、複雑な形状をしているお家をよく見かけます。

きちんとしたコンセプトに基づいて、なるべくしてその形になっているのならいいのですが、なんとなくかっこいいから、注文住宅っぽいから、という理由で形を複雑にするのは、とてももったいないです。

複雑な形の間取りは、その分柱の本数も、外壁の面積も多くなるので、コストが跳ねあがります。

シンプルな形で要望が叶えられるのなら、その方が値段は格段に安く済みます。

また、複雑な形状の間取りは、うまく作らないと廊下などの動線が長くなり、無駄が増えます。

さらに、建物全体のバランスが崩れやすいので、耐震性は下がりやすいです。

そういった意味でも、シンプルな形、つまり、なるべく四角に近づけた形の間取りは、理にかなっていると思います。

2.建具・窓を減らす
建具(ドア、扉)・窓は普通に壁を作るのに比べて、値段が高いです。
建具や窓1つで5~15万円値段が変わると思っていいです。

必要な窓や扉はなくす必要はありませんが、本当に必要か?を一度立ち止まって考えると、コスト削減につながるかもしれません。

3.総2階建・寄棟屋根
総2階建てとは、1階と2階が同じ面積の、きれいな箱型をした家のことです。
一般的に、【総2階建て】→【平屋】→【1階部分が大きい2階建て】の順に費用が上がっていきます。(間取りによっては順位が入れ替わることもあります)
【平屋】が高いのは、建物の基礎部分が大きくなるからです。
最近の基礎は配筋がしっかり入っており、コストが高いものが多いです。
それよりも【1階部分が大きい2階建て】が高いのは、基礎面積が大きいのに加え、平屋にはない階段があったり、屋根の形状が複雑になったりするからです。
なので、要望がうまく収まるのであれば、総2階建ての家は一番コスパがいいです。
また、屋根の作り方も、【寄棟屋根】【切妻屋根】【片流れ屋根】【フラットルーフ】の種類がありますが、一番【寄棟屋根】がコストを抑えられます。
逆に、フラットルーフは防水施工を全面に施さなければいけないので、コストが跳ねあがります。
外観に特別なこだわりがなければ、総二階寄棟屋根の住宅が一番理想です。

外観もシンプルですが、うまく窓の位置を揃え、軒を深くしてあげれば、とてもモダンで見栄えがするデザインを作ることができますよ!

まとめ
以上、間取りのコストを抑える方法をご紹介してきました。
ただし、絶対にこの方法を使ってほしい、というわけではありません。
注文住宅を作るうえでは、プライバシーを確保できるコの字の間取りが理想であるケースや、絶対にこういう外観がいい!というこだわりなど、捨ててはいけないポイントもたくさんあるからです。
ただ、間取りの希望がたくさんあって、行き詰ってしまっている場合、どうしても坪数を変えずに値段を下げたい場合に、ちょっと参考にしていただけると、いいヒントになるかと思います。
皆さんの家作りに役立てていただければ幸いです。

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