注文住宅、契約前に必ずやっておきたい4つのこと

家作りの進め方

こんにちは!こはるです。

家作り、メーカーをある程度絞って、話を進めていくと、

間取りや見積もりの話が中心になってきます。

今まで頭の中で妄想していたマイホームの夢が、

段々形になっていくので、打ち合わせはとてもワクワクしますね。

ただ、打ち合わせでどんなに盛り上がっても、

その熱量のまま契約は、絶対してはいけません

建築会社と契約する前に、間取りや金額以外にも、確認しておかないといけないことがたくさんあるからです。

そこで本日は、家作りで契約をする前に、必ず確認してほしいことをまとめました。

それはこちらの4つです。

  1. 完成現場
  2. 構造現場
  3. 担当者の確認
  4. スケジュールの確認

それでは詳しく解説していきます。

1.完成現場を見学しよう
多くの方が最初に訪れる住宅展示場。
そこでこんな家が建てたい!と心つかまれて、話を進めていませんか?
知っておいてほしいのは、実は住宅展示場と実際にお客様が建てる家には、大きく差があるということです。
1つはお金のことです。
もちろん注文住宅なので、お金をしっかりかければ、展示場と同様の仕様で建築することは可能です。
ですが、展示場の多くは、お客様へのアピール拠点として、坪100万円など、多額の費用をかけて建てられています。
なので、自分たちの予算で建てたときに、どのくらいのレベルの家が建つのか、をしっかり確認してほしいのです。
もう一つは設計・デザインのことです。
展示場の設計、デザインを担当するのは、その会社でもエース級の人です。
インテリアデザインに関しては、外注で行っている会社もあります。
展示場のデザインに惚れたのに、実際話を進めると、間取りやインテリアの担当者の提案がいまいちだった、ということにならないようにしなければいけません。
そのときに参考になるのが、完成宅の見学です。
実際に建てられたお家をできれば2~3軒見学させてもらいましょう。
見学する際に意識するポイントは、
  • 大体どのくらいの金額で建てられた家か
  • クロスや床などの仕上がりはどうか
  • 設計・デザインはどうか

展示場を見た時との違いを意識して、リアルな家が希望に合いそうか、チェックしてみるといいと思います。

2.構造現場を見学しよう

完成現場と同じくらい大切なのは構造現場です。

なぜならば、構造現場の良し悪しは、住む人の安全、健康、家の性能、耐久性に大きくかかわるからです。

しかも厄介なことに、構造現場の違いは建ててすぐには気づかれず、10年後から顕著に現れます。

設計やデザインが気に入って建てた家でも、10年後に雨漏りしたり、すきま風が入るようになったり、地震で傾いてしまったりしては元も子もありません。

だからこそ、メーカーを決定する前に、そのメーカーの施工管理がきちんとしているか、構造現場で確認してほしいのです。

難しい専門知識がなくても大丈夫です。

確認してほしいのは、

  • 工事現場が整頓され、きれいに清掃されているか
  • 近隣への配慮がなされているか
  • 現場資材の扱いが丁寧か
  • 大工さんへの教育がなされているか

というポイントです。

  • 工事現場が整頓され、きれいに清掃されているか

これは、家の仕上がりに大きく影響します。工事中の作業では、木くずやほこりがたくさん発生します。そのため、こまめに掃除をしないと現場はあっという間に汚れていきます。汚い現場で作られた家は、その後何年も、細かいほこりや粉塵に悩まされることになり、アレルギーや喘息の原因にもなります。また、釘などの細かい部品が庭先に落ちていては、引き渡し後ケガにもつながります。なので、工事現場がきちんと清掃されているか、すぐ掃除がしやすいよう、掃除用具が手配されているかをチェックしてください。

また、整理整頓も大切です。使った工具が出しっぱなしで散らかっている場所では、正確、精密な作業ができるはずがありません。また、職人さんのケガや部材の傷にもつながります。資材や道具の整理整頓は、作業の安全性、精度、効率を高めるためにも、重要なのです。

  • 近隣への配慮がなされているか

近隣への配慮も、とても重要です。具体的には、工事車両が道路にはみ出し邪魔になっていないか、侵入防止の安全ゲートがつけられているか、現場の泥が道路に流れないように、砂利敷や鉄板などで対策されているか、などです。家を建てるのは一時ですが、住むのは一生です。工事中のトラブルが原因で、近隣の方との折り合いが悪くなる、というのも避けたいところ。近隣への安全対策、配慮はやり過ぎて困ることはありません。

  • 現場資材の扱いが丁寧か

現場資材はすべてお客様の大切な家の一部です。その資材が雑に扱われている現場はいい現場とは言えません。届いた資材が雨ざらしになっていないか、先に設置された部材が傷つかないように、養生されているかなど、家を大切に思ってくれているかが現れる部分です。

  • 大工さんへの教育がなされているか

最後に、大工さんへの教育体制のチェックです。現場見学をしたときに大工さんがいれば、話しかけてみましょう。きちんと教育がされている現場であれば、挨拶して、質問しても丁寧に答えてくれると思います。一方で、教育がちゃんとされていない現場では、近隣への挨拶ができていなかったり、たばこのポイ捨てがあったり、服装がだらしなかったり、といったことが考えられます。ハウスメーカーのほとんどは施工は下請け会社の大工さんが行っています。自社だけでなく、下請け会社の大工さんまできちんと教育体制が整っているかは大切なチェックポイントです。

 

ここで紹介したポイントは、当たり前のことばかりですが、実際にはひどい状況の現場もたくさんあります。

こうした一見お客様の目に見えない部分は、コストカットされてしまいやすいのです。

目先の間取りや設備、金額だけでなく、こうした家づくりの裏側部分もしっかり確認しておくことが、後々のトラブルを防いでくれると思います。

4.担当者を確認しよう!
家作りの契約をするまでは、ほとんどの場合、営業担当が窓口になってやり取りをするかと思います。
ですが、会社によっては、営業担当は契約まで、その後は別の設計担当になってしまうケースもあります。
営業担当の人柄ももちろん重要ですが、その後家作りの打ち合わせを進めてくれるのが誰なのか、その人との相性や実力はどうか、も確認しておきたいですね。
担当者との相性や実力で、家の出来栄えは全然違います!
  1. スケジュールの確認

最後に、これまた重要なのが、家づくりのスケジュールです。

いつが工事の着工で、いつが完成なのか。

大体何回くらいの打合せで、いつまでに何を決めないといけないのか。

無理のないスケジュールになっているかを確認してください。

大幅に値引きがされている場合、打ち合わせのスケジュールがタイトになっていることが多いです。

タイトなスケジュールでも満足できる打ち合わせができれば問題ないですが、優柔不断な方、ゆっくり比較検討しながら進めたい方は特に要注意です。

家づくりの過程で不満があったり、モヤモヤがあったりすると、完成後もずっと気になりますよ。

ぜひ、納得できる計画ができてから着工できるようなスケジュールで進めましょう!

 

 

いかがでしたでしょうか?

4つのポイントを全て確認するのはとても時間と労力がかかりますが、大きな買い物、大きな決断です。

しっかり納得、安心したうえで進めてくださいね!

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